皆さんこんにちは!

東京都千代田区神田鍛冶町にありますかんだ駅前整骨院(接骨院)です。

 

 

 

最近寒すぎて雪だるまになりかかってます。

怪我してアイシングが必要でも、雪だるまになっていたら勝手に冷えていいかもしれませんね・・・(笑)

 

 

ということで怪我した時の処置方法の回です。

 

 

従来ケガの初期処置では「RICE処置」という原則がありました。

安静にしてアイシングをし、圧迫しつつ挙上する。

Rest Icing Compression Elevationの頭文字を取っています。

 

 

今は進化していて、「POLICE処置」が主流になっておりますので、

何が追加されたのかを含めて解説していきます。

 

テーピング

 

POLICE処置とは?

Protection(保護):患部をサポーターやテーピングで保護する。
Optimal Loading(最適な負荷):損傷具合に合わせて軽く動かす。
Ice(冷却):炎症や腫れを抑えるために冷やす。
Compression(圧迫):包帯やテープで軽く圧迫し、内出血や腫れを抑える。
Elevation(挙上):心臓より高くして腫れや内出血を軽減。

 

 

 

 

この中で「Optimal Loading(最適な負荷)」が重要なポイントになります。

これは完全に安静にするのではなく、

回復を促すために適切な範囲で負荷をかけるという考え方です。

ではその「適切な負荷」とは具体的にどうすればいいのでしょうか?

 

Optimal Loading(最適な負荷)とは?

最適な負荷」とは、痛みの範囲内で軽い運動やストレッチを行うことです。

適度な刺激を与えることで血流が促進され、治癒スピードが上がります。

逆に、完全安静だと筋力や柔軟性が低下し、回復が遅くなりやすいです。

 

 

ただし、無理に動かして炎症や損傷を悪化させないよう注意が必要です。

負荷の調整は、痛みの程度や回復のステージに合わせて行いましょう。

 

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回復段階ごとの負荷のかけ方

① 急性期(ケガ直後〜48時間)
• 目的:炎症を抑え、悪化を防ぐ。
• 負荷の程度:ほぼ安静。ただし、痛みがない範囲で足指や手首を軽く動かす程度はOK。
• 例:足首の捻挫なら、座った状態で足の指を軽く動かす。

 

② 亜急性期(3日目〜1週間)
• 目的:軽い刺激で血流を促進し、治癒をサポート。
• 負荷の程度:痛みの出ない範囲で軽く動かす。
• 例:肉離れなら、痛みのない範囲でストレッチやアイソメトリック運動(関節を動かさずに力を入れる運動)。

 

③ 回復期(1週間〜数週間)
• 目的:可動域や筋力を少しずつ戻す。
• 負荷の程度:軽い負荷から徐々に強度を上げる。
• 例:チューブトレーニング、体重の一部を支えたスクワットやウォーキング。

 

④ 復帰期(3〜6週間以降)
• 目的:通常の運動や日常生活への復帰。
• 負荷の程度:徐々に通常の強度に戻す。
• 例:ジョギング→ランニング→ダッシュなど段階的に強度アップ。

 

負荷の強さを見極めるコツ
• 痛みの有無:運動中や運動後に痛みが出るなら負荷が強すぎ。
• 腫れや熱感:負荷が強すぎると再び腫れたり、熱を持つことがあります。
• 次の日の状態:運動後すぐは問題なくても、翌日に痛みが強くなる場合は負荷オーバーの可能性あり。

 

基本は「少し物足りないかな?」くらいの強度から始め、体の反応を見ながら段階的に負荷を上げていくのが安全です。

 

 

 

完全安静にしすぎると回復が遅れ、逆に無理な負荷は悪化を招きます。

 

痛みの範囲をしっかり見極め、少しずつ負荷をかけることで、早期回復と再発防止につながります。

もし負荷の調整で不安があれば、迷わず専門家に相談しましょう。

 

しっかりケアして、早く元の動きを取り戻してくださいね!

もう少し細かくステップを分けたいとか、リハビリの具体例をもっと知りたいなどあれば、ぜひ教えてくださいね!

 

 

 

 

〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-3

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